チェックポイント達成促進の施策提案
概要
「チェックポイント達成促進の施策提案」とは、申込みやログインなどの目標(チェックポイント)を後押しする上で効果的な施策をAIアシスタントから提案する機能です。
※「チェックポイント」機能についてはこちらのドキュメントをご参照ください。
具体的には、チェックポイントを達成したユーザーについて、ユーザーが目標に至るまでに見ていた行動の流れ・ページ情報の組み合わせから、どのような目的や関心、不安を持って行動していたのかを推測します。さらに、操作を完了する場面で書かれているページの内容と照らし合わせることで、次のような改善機会を見つけます。
- 成果につながっている情報の提供導線を強化する
- 操作を進めるうえで不足している情報を補う
- 不安や迷いが生じる前に、適切な案内を提示する
- 次に取るべき行動を分かりやすく伝える
このように、チェックポイント達成の場面だけを見るのではなく、そこに至るまでのユーザーの情報収集の過程も考慮することで、「どのような状況のユーザーに、どの情報を、どのタイミングで届けるか」を具体的な施策として提案します。
提案内容はWeb行動データから考えられる仮説です。特定の行動が目標達成の原因であると断定するものではないため、実際のページ内容やユーザーの状況と合わせてご活用ください。
使い方
利用可能なプロジェクトでは、QANT Web > その他の設定 > AIアシスタント > チェックポイント達成施策作成からアクセスできます。
利用前に、次の状態になっていることをご確認ください。
- 分析したいチェックポイントが作成されている
- 対象期間にページ閲覧イベントとチェックポイント達成イベントが蓄積されている
- 既存アンサーを施策に利用する場合は、対象となるアンサーが公開されている
1. 提案条件の設定
1-1. 対象期間を指定してチェックポイントを取得する
「対象期間」を指定して「取得」をクリックすることで、対象期間の達成数・その直前の同じ長さの期間における達成数とともに作成済みチェックポイントがリスト表示されます。
まずは施策を検討したいチェックポイントを1件選択してください。
1-2. 対象チェックポイントの情報を入力する
選択したチェックポイントについて、次の情報を入力します。
| 企業名やサービス名(必須) | 分析対象の企業名(≒貴社名)、Webサイト名、サービス名、プロダクト名など |
| チェックポイントを達成するページ(必須) | ユーザーがチェックポイントを達成するための操作を行うページ。(例: チェックポイントがログイン完了の場合、ログインID/PWを入力する画面) チェックポイントを選択すると、達成した各セッションで達成の1PV前に閲覧されていたページの上位3件が候補として表示されます。候補から選択するか、ページIDまたはURLを手動で入力してください |
| 達成するページの概要(入力推奨) | 「ログインが必要なページ」など、AIアシスタントがページ本文を取得できない場合は、ページの目的、操作内容、注意事項などを入力すると、より適切な提案につながります |
| 追加コンテキスト | サービスの特徴、想定しているユーザーの状況、施策検討で考慮したい課題など |
「チェックポイントを達成するページ」について
ページに書かれている情報の把握や、施策を表示するページの検討に使用します。そのため、チェックポイント達成後に表示される完了ページではなく、ユーザーが達成のための操作を行うページを選んでください。
例えば、チェックポイントが「ログイン完了」の場合は、ログイン完了後のページではなく、ID・パスワードを入力してログインを実行するページを選びます。
1-3. 分析を実行する
画面右上の「分析」をクリックします。分析には数十秒〜数分かかる場合があります。
分析が完了すると、施策提案が表示されます。
2. 施策提案の確認
2-1. 仮説を確認する
AIが生成した施策仮説が、確信度の高い順に最大3件表示されます。
根拠や実行可能な施策が十分でない場合は、3件未満になることや、仮説が表示されないことがあります。
参照データ
「ユーザーがどのような経路で達成ページへ進み、どの情報に触れた後でチェックポイントを達成したか」を分析したデータを記載しています。
| 達成者の流入経路 | チェックポイント達成セッションについて、ページ組み合わせへ入る直前の流入元を「直接流入/不明」「サイト内流入」「外部サイトからの流入」の3分類で集計した件数 |
| 達成前によく閲覧されるページ組み合わせ | ユーザーがチェックポイントを達成する直前(4PV以内)に、どのようなページを見ていたかの組み合わせ |
| 達成者と未達成者で閲覧数に差分のあるアンサー | 「同じページ組み合わせを閲覧した」チェックポイント達成者・未達成者で比較し、閲覧数に差分がある特定のアンサー(チェックポイント達成に寄与していると推定されるアンサー、もしくはつまずきの発生に寄与していると推定されるアンサー) |
<チェックポイント「ログイン完了」の場合の例>
それぞれの集計方法と、施策提案に使用する理由については、「分析ロジックとフロー」をご確認ください。
2-2. 提案施策を確認する
仮説ごとに、根拠となったページの組み合わせと配信先の文脈に合う施策が最大3件表示されます。
主な提案内容は次のとおりです。
-
達成につながっている導線や情報提供を強化する
-
達成を妨げている可能性がある不安や不足情報を解消する
-
達成者が閲覧していた既存アンサーを配信する
-
不足している情報を補う新規アンサーを作成する
-
達成前に閲覧されているページから、次の操作へ誘導する
2-3. サポートアクションを作成する
- 作成したい提案施策の「施策作成」をクリックします。
- 達成セッションで実際に閲覧されていたアンサーと、仮説から生成された検索キーワードに関連するアンサーが候補として表示されるので、使用したいアンサーを選択してください。
必要に応じて検索キーワードを追加し、追加する検索キーワードは最大5個まで指定できます。 - 「サポートアクション作成」をクリックすると、サポートアクションが作成されます。
作成されたサポートアクション、シナリオ、アンサーは停止中の状態です。
内容、配信対象URL、表示条件などを確認・調整してから公開してください。
選択したアンサーが6件以下の場合は、アンサーを表示するポップアップ形式のサポートアクションを作成します。
7件以上の場合はシナリオを作成し、そのシナリオを使用するサポートアクションを作成します。
既存アンサーだけでは仮説の解決に必要な情報が不足している場合や、関連するアンサーが見つからない場合は、新規アンサーを生成できます。
3. 分析ロジックとフロー
3-1. チェックポイント達成数を集計し、「チェックポイントを達成するページ」を指定
指定した対象期間について、チェックポイントを達成したセッション数を集計し、分析対象のチェックポイントを指定します。
(なお下記の3-2,3-3で集計する各ページの組み合わせは、この数を基準に、全体の何%を占めるかを判断します。)
また、「チェックポイントを達成するページ」(ユーザーがチェックポイントを達成するための操作を行うページ)を候補から選択もしくは手動で指定します。
目的:達成のための操作が行われる場所を指定することで、そのページに不足している情報や、操作前の不安・迷いを特定します。
また、提案施策を達成するページに表示するか、その手前のページに表示するかを判断する材料にもなります。
3-2. チェックポイント達成前のページ閲覧組み合わせを集計
チェックポイントを達成するページを閲覧した直前3PV以内に閲覧されたページの、閲覧順序を区別しない「ページの組み合わせ」を作ります。
同じページを複数回閲覧していても、組み合わせ内では1ページとして扱います。
たとえば「料金ページ → FAQページ → 料金ページ」と閲覧していた場合は、「料金ページとFAQページの組み合わせ」として集計します。
目的:同じチェックポイントを達成したいユーザーであっても、それまで取得してきた情報や目的は異なるため、パターン別に分析することで、作成する施策の精度を高めます。
事前に閲覧した1ページだけでは分からないユーザーの目的や検討状況を、複数ページのまとまりから推測します。
閲覧順序の違いや同じページの行き来をまとめることで、似た検討行動が細かく分散することを防ぎ、よくある達成経路を見つけます。
3-3. 「達成前によく閲覧されるページ組み合わせ」を抽出
対象期間のチェックポイント達成数の5%以上を占める組み合わせから、上位3件を分析対象にします。(また、上位3件の経由達成総数を計算します)
さらに、各組み合わせへ入る直前のページや外部流入元を確認し、その経路に入ったユーザーの文脈を補います。
経由達成総数
同じページの組み合わせを経由してチェックポイントを達成したユニークセッション数。
多くの達成者に共通する経路を優先し、影響を受けるセッションが多い施策から検討するために計測します。
3-4. 達成者と未達成者で閲覧数に差分のあるアンサーを比較
同じページの組み合わせが見られたセッションを、チェックポイント達成/未達成セッションに分け、達成者についてはチェックポイント達成前、未達成者については対象期間内に各アンサーを閲覧したセッションの割合を比較します。
目的:達成者で多く見られたアンサーは達成を後押しする情報、未達成者で多く見られたアンサーは不安やつまずきを表す情報として、施策仮説の材料にします(セッション数、閲覧数、閲覧率差、信頼区間が一定の基準を満たす場合に限って、行動傾向を示す根拠として使用します)。
3-5. ページ内容と入力情報を加えてAIが仮説を生成
取得した「チェックポイントを達成するページ」の本文、各ページの組み合わせを代表するページの本文、組み合わせに入る直前の主な流入元のページの本文をAIアシスタントが参照します。
※ ページの組み合わせに含まれるすべてのページ本文を取得するわけではありません
加えて、入力した「達成するページの概要」と「追加コンテキスト」も使用して、AIアシスタントが「チェックポイント達成を促進するために必要なアクションの仮説」を生成します。
目的:ページ本文や入力情報を組み合わせることで、ページタイトルや数値だけの一般的な提案ではなく、実際のページ内容に沿った仮説と施策を生成しやすくします。
4. 注意事項
- ログインが必要なページやアクセス制限のあるページは、AIアシスタントが本文を取得できない場合があります。「達成するページの概要」にページ内容を入力してください。
- ページ閲覧数やチェックポイント達成数が少ない場合、主要なページの組み合わせや施策仮説を生成できないことがあります。対象期間を広げて再度お試しください。
- 本機能は、指定期間に蓄積されたサイト内行動をもとに施策を検討します。ニュースやSNS投稿などの外部要因、リアルタイムな増減要因を特定する機能ではありません。
- 分析および生成では、AIアシスタントの利用回数を消費します。利用上限に達している場合は実行できません。
- サポートアクションやアンサーを作成・公開するには、必要な編集権限が必要です。