タグを設定する
概要
このガイドは、QANT VoCで問い合わせデータに付与する「タグ」を設定し、分析や絞り込みに活用するための手順をまとめたものです。担当者が自分で設定できるよう、準備から運用のコツ、よくある質問までを掲載しています。
タグとは
- 問い合わせ1件ごとに付与できる追加情報です。
- 例: 顧客の年齢、問い合わせチャネル、緊急度など。
- 画面のフィルターや集計に利用でき、分析の精度向上に役立ちます。
設定前に確認すること
- 権限: タグ設定は閲覧できますが、追加・編集できるのは「QANT VoCの管理」権限を持つユーザーです。
- データの準備: CSVインポートで使う場合は、必要なカラム名や値の形式を事前に確認しておきます。
- 自動抽出(AI)を使いたい場合: 「設定 > 上限設定」で「自動抽出タグの最大定義数」が1以上に設定されていることを確認してください。必要に応じて自動抽出タグ用モデルを選択できます。未指定時は Lite を使用します。上限に達すると取り込み方法を変更できません。
設定画面を開く
- 管理画面にログインします(環境によりURLが異なります)。
- 左側メニューの「設定」を開きます。
- 「インポート設定」グループの 「タグ」(画面タイトルは「タグ設定」)を選択します。
タグを追加する手順
- 画面右上の「追加」をクリックします。
- 「取り込み方法」で以下のいずれかを選びます。
- 直接指定: CSVのカラムと紐づけて値を取り込みます。
- 自動抽出(AI): 問い合わせ内容からAIが値を推定します。
- 下記の項目を入力し、「追加」をクリックすると保存されます。
- 表示名: 画面に表示される名前(例: 年齢、チャネル)。
- グループ: タグをまとめて表示するグループ。既存グループから選ぶか、新しいグループ名を入力します。
- 説明: 利用目的や入力ルールを記載すると、他の担当者にも分かりやすくなります。
- 種類: 数値 / テキスト / 真偽値から選択します(連携専用の電話番号タグも選択できます)。後から変更できないため、慎重に選んでください。
- (直接指定のみ)カラム名: CSVの列名を正確に入力します。大文字小文字も一致させてください。
- (自動抽出のみ)追加指示: AIに追加で指示したい内容があれば記入します(管理者向けUIでのみ表示)。
種類ごとの追加設定
数値
- 最小値と最大値を入力すると、予想範囲外の値を防げます。
- 「区分けの境界値」に数値を1行ずつ入力すると、「0〜19」「20〜29」などのグループ表示が可能です。
テキスト
- 選択肢を1行ずつ入力します。必要に応じて「選択肢名,説明」の形式で補足をつけられます。
- 直接指定のテキスト型では、選択肢にないCSV値を自動追加する設定も選べます。
真偽値
- 「はい / いいえ」などの二択で判断したい項目に利用します。追加の設定は不要です。
設定例
実際に利用されることが多いパターンを3つ紹介します。必要に応じて数値範囲や選択肢を自社ルールに合わせて調整してください。
例1: 年齢(直接指定・数値)
- 取り込み方法: 直接指定
- カラム名: Age
- 表示名: 年齢
- 説明: 顧客の年齢
- 種類: 数値
- 最小値/最大値: 0 / 100
- 区分けの境界値: 20、30、40、50、60、70
例2: チャネル(直接指定・テキスト)
- 取り込み方法: 直接指定
- カラム名: データ種別
- 表示名: チャネル
- 説明: 問い合わせチャネル
- 種類: テキスト
- 選択肢:
- チャット,チャットでの問い合わせ
- メール,メールでの問い合わせ
- 電話,電話での問い合わせ
例3: 緊急度(自動抽出・数値)
- 取り込み方法: 自動抽出(AI)
- 表示名: 緊急度
- 説明: 問い合わせの緊急度(1〜10)
- 種類: 数値
- 最小値/最大値: 1 / 10
- 区分けの境界値: 4、7
- 追加指示例: 「問い合わせ文の緊急度を1〜10で判定してください」
既存タグの管理
- 編集: 一覧の「編集」ボタンから表示名・説明・選択肢などを更新できます。種類は変更できません。取り込み方法は自動抽出タグの上限や電話番号タグの制約により変更できない場合があります。
- 削除: 一覧の「…」メニューから削除できます。既存の分析結果に影響する可能性があるため、削除前に関係者と共有してください。
- 並び替え: 画面内のドラッグ&ドロップで表示順を調整できます。
運用のポイント
- 共通ルールを決める: 表示名や説明の書き方を統一すると、他部署と共有しやすくなります。
- テスト環境で確認: 新しいタグは、できればテスト環境でCSVをインポートして動作を確認してから本番で利用しましょう。
- 自動抽出を活用するタイミング: 担当者ごとに判定が分かれやすい項目(緊急度など)は、自動抽出を併用することで判断のばらつきを抑えられます。
- 変更履歴の共有: いつ・誰が・どの項目を変えたかを社内で共有しておくと、分析結果に差異が出た際に原因を追いやすくなります。
よくある質問
Q1. CSVインポート時に値が入らないのはなぜですか? A. カラム名の大文字小文字が一致しているか、CSVに対象列が存在しているかを確認してください。
Q2. 自動抽出が思ったように動きません。 A. 説明欄に抽出したい内容を具体的に書き、必要であれば「追加指示」に補足を入力してください。改善しない場合はサポートへご相談ください。
Q3. タグの種類を後から変えることはできますか? A. できません。新しいタグを作成し、必要に応じて旧項目を非表示または削除してください。
Q4. 自動抽出の利用に費用はかかりますか? A. LLMの利用にはトークンコストが発生します。利用ポリシーは社内のシステム管理者にご確認ください。
関連ドキュメント
操作で不明点がある場合は、社内のシステム管理担当者またはサポート窓口までお問い合わせください。